霰天神山

霰天神山について

霰天神山

所在地・別称

錦小路通室町西入(別称:錦天神山火除天神山

京都市中京区天神山町286

歴史・由来

霰天神山の起源は、永正年間(1504〜1520年)にさかのぼります。京の都で大火が起きた際、天から「時ならぬ霰(あられ)」が降り、猛火はたちまち消えたと伝えられています。

この奇跡が天神様(菅原道真公)のご神徳によるものとして信仰を集め、以来「火除天神山」とも呼ばれるようになりました。

山の構造と懸装品

霰天神山は朱塗り極彩色の廻廊と、唐破風春日造の神殿を備えた美しい山鉾です。

懸装品(けそうひん)には、ベルギー製16世紀の「イーリアス」毛綴をはじめ、中国刺繍、そして上村松篁・淳之親子による花鳥綴織などが飾られます。

「イーリアス」の毛綴はギリシアの詩人ホメロスの叙事詩『イーリアス』の中の「トロイア戦争物語」の一場面を描いたもので、西洋と東洋の美が交差する祇園祭ならではの見どころです。

山建て(7月13日)

山建ては毎年7月13日の朝に行われます。

山鉾の組み立てには「縄がらみ」という伝統技法が用いられ、釘を一切使わず荒縄のみで固定します。遊びを持たせることで全体のひずみを吸収し、安全な巡行を可能にする先人の知恵です。

霰天神山の重量は約650kg。大型の鉾では10tに達するものもあります。

町席飾り(7月14日〜16日)

7月14日から16日の間、懸装品と神殿を町家の広間に飾り付け、参詣者にご覧いただけます。ぜひ実物をお楽しみください。